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自家採取種・無農薬・無肥料栽培による夫婦米「朝日+イセヒカリ」 in 135°E
発見以来一度も交配されていない貴重な在来種のお米
「朝日」

 

◆ 由    来 
「朝日米といえば岡山」といわれるほど、朝日米は岡山県を代表する米である。 
その歴史は古く明治時代にさかのぼる。朝日は、西日本における良質米の代表品種として、昭和初期に一時代を画した「旭=京都旭」から選抜された晩生種として高い評価を受けている。 
旭は明治41年に京都府乙訓 郡向日町物集女(現在向日市)で山本新次郎氏が「日ノ出」を栽培していた中に変わった二穂を発見し、それを育て日ノ出にちなんで「朝日」と命名した。 
当時すでに「朝日」と呼ぶ品種が京都府の丹後地方に広く栽培されていたので、京都府農業試験場で明治44年に「旭」と改名した。

朝日=京都旭=日の出選←日の出

◆ 誕    生 
西日本で広く造られていたのは「神力」であったが、大正14年に米の小売りが容量制から重量制に 変わり、神力は急速に旭に席を譲っていった。 
旭は玄米を精白したときの歩溜まりがよく、同じ一生でも神力に比べて重たかった為市場に歓迎された。 しかも、旭はコシヒカリのように粘っこい味ではなく、ふくよかな、あっさりした味で口当たりがよかった。 
岡山県農業試験場でも京都府農業試験場から旭を取り寄せ、神力を対象とする品種比較試験を行っていたが、品質が良く、良食味で収量も神力に劣らないなどの理由により、大正14年2月に奨励品種に決定された。そのころ岡山県ではすでに「旭」と称されていた品種が別に存在していたため「京都旭」との混同を避けるため、「朝日」の文字が用いられた。 
 岡山農業試験場では純系淘汰試験を行い、在来の朝日より収量が多く、腹白がなく、背丈の短い「朝日47号」を分離選出した。そして、この新系統が昭和6年より増殖され、これが現在の朝日となっており、奨励品種に採用されて以来、地力の高い県南地域を中心に普及し岡山県の看板米として、市場でも高い評価を受け、現在では、全国で唯一残った旭系品種として注目されている。優点良食味品種。欠点倒伏と脱粒がある。穂長20.8㎝10a当たり収量(玄米重量)536㎏穂数255本(平均)千粒重23.6g(平均)精米する時食米の中では酒米として も使用される米だが中心部に心白が少ない品種である。

◆ 朝日は誇れる品種 
 朝日はコシヒカリ以外の唯一の1類品種、朝日は、県内でも最高の良食米として古くから自他共に認める品種、米穀業者せん望の的になっている高級種です。食糧庁は11年産米の銘柄区分を発表しましたが、コシヒカリ以外では岡山県産朝日だけが1類に残り、宮城のササニシキは2類に落ちました。 
市場評価に基づいて食糧庁が決める銘柄区分ですから、岡山県産朝日は自他共に認める良食味米と自負できます。
平成11年11月23日に秋田県大潟村で「第1回おいしい米づくり日本一大会」が開かれ、団体や個人が収穫した新米を持ち寄り、米をとぐ回数や蒸らし時間、使用する炊飯器を統一し、料理評論家の5人の方が米を口に含み数回かんで、味や香り、粘りなどを審査した結果。無農薬部門は「岡山県産朝日米」減農薬部門は「山形県産コシヒカリ」が優勝した。
朝日米の生産地としては大変喜ばしいことです。

朝日のひ孫がコシヒカリです。「あきたこまち」は「コシヒカリ」の子なので朝日からいうと玄孫(やしゃご)になります。

同様に、ひ孫がササニシキです

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